日商エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河村 八弘)のグループ会社であるエヌシーアイ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:橋本 晃秀、以下、エヌシーアイ)とファイルフォース株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:関根 文彦、サルキシャン アラム、以下、ファイルフォース)は、エヌシーアイが提供するエンタープライズ向けプライベートクラウド「ZETA Cloud Private」上にファイルフォースが提供するファイル共有サービス「Fileforce」を搭載し、2014年6月より提供開始します。
企業のあらゆるファイルをクラウドへ預ける傾向は年々高まっており、ファイル共有サービス市場の2012年度から2017年度までの年平均成長率(CAGR)は24.6%、市場規模は100億円を突破すると予測されています(出典:ITR「ITR Market View:コンテンツ管理市場2013」2013年7月)。
ビジネスにおけるスマートフォンやタブレット端末の利用シーンが拡大し、ワークスタイルの変革が著しい中、パブリッククラウドのクラウドストレージが登場し、社員の外部からのアクセスや社外のビジネス関係者とのファイル共有を手軽に行う事ができるようになりました。
一方、企業で利用する際は、共有するファイルの秘匿性が高い為、コンプライアンス及びセキュリティの両面において課題もあり、企業ニーズを満たすことができません。また、利便性が高いが故に企業の許可を得ずに利用するシャドーITの要因にもなっており、企業からはクラウドの利便性を活かしながら高いセキュリティ要件を満たすことが求められています。
こうした企業ニーズを背景にエヌシーアイとファイルフォースは、エヌシーアイが提供する、マルチデータセンター対応/完全冗長型のプライベートクラウド「ZETA Cloud Private」上に、ファイルフォースが提供する暗号化やアクセス制限など多彩なセキュリティ機能と、グループウェアやTV会議/Web会議システムとの柔軟な連携を可能にしたファイル共有サービス「Fileforce」を搭載し、企業ニーズに応えたクラウドの利便性を活かしながら高いセキュリティ要件を実現するサービスを提供します。
更にエヌシーアイが提供する「ZETA Security Auth」のOTP(*)による認証機能を用い、「Fileforce」へログインする際のセキュリティ強度向上も実現します。
※OTPとはワンタイムパスワードの略で、コンピュータにアクセスする人が正規のユーザかどうかを検証する認証技術の一つです。一度利用したパスワードは、再び利用することができないため「使い捨てパスワード」とも呼ばれます。
国内DCのプライベートクラウド上で本サービスを提供するため、高いセキュリティレベルが求められるファイルの保存、共有に最適です。
ファイルのアップロードと同時に自動暗号化、アカウント毎にフォルダ単位でアクセスやアクションの権限設定やログイン、ファイル共有時の多要素認証など多彩なセキュリティ機能で、様々なシチュエーションでセキュアにファイルを共有できます。
蓄積された膨大なファイルの中から、簡単に目当てのファイルを検索できるよう、独自の技術でアップロードされたファイルにタグを付与するとともにプレビュー機能もあるため、検索にかかる時間を短縮します。
直観的でわかりやすいインターフェースを提供しているため、利用者に高い技術的知識を求めません。
ファイルフォース株式会社 代表取締役の関根 文彦 様より以下のとおりコメントをいただいております。
「ZETA Cloud Privateとの連携で、高いセキュリティ要件を求める案件に対しても堅固な基盤上でFileforceを提供でき、安全を重要視する企業が望むサービスを提供が出来るようになることを心からうれしく思います。今後もエヌシーアイとの協業により企業が安心して利用できるファイルマネージメントサービスを提供していきます。」
http://www.nisshoci.co.jp/security/cas/fileforce.html