日商エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河村 八弘)のグループ会社であるエヌシーアイ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:橋本 晃秀、以下、エヌシーアイ)は、同社の提供するプライベートクラウドサービス「ZETA Cloud Privateや他社サービス(IaaS/SaaS)の管理ポータル画面へアクセスする際のセキュリティ強度を高めるため、OTP※を用いた認証サービス「ZETA Security Auth」の提供を開始します。悪意のある第三者が各管理ポータル画面へ不正にアクセスし、仮想サーバやユーザの作成、削除、編集などの作業を実行されてしまう脅威を未然に防ぎます。
Webコンテンツなど、インターネットに公開されているデータをレンタルサーバやクラウドに預ける場合は、管理ポータル画面へのアクセスをIDとパスワードのみで制御することに大きな不安はありません。しかし、企業の基幹システムや個人情報データベースなど秘匿性の高いデータを預けるプライベートクラウドの場合、上記と同様のセキュリティレベルでは足りないと考える企業は少なくありません。
エヌシーアイは、こうした世情やお客様の懸念点を払拭するべく企業の重要なデータが保存されるプライベートクラウド「ZETA Cloud Private」の管理ポータル画面へアクセスする際はIDとパスワードのみでログイン認証を行うのではなく、OTPを加えた二要素認証を必要とするセキュリティサービスを提供開始します。また、SSO※機能も実装しているため、エヌシーアイの提供する複数のサービスや仮想サーバ上で稼働している複数のアプリケーションへのログインを一つのID、パスワードで実行できます。これにより、お客様は、セキュリティと利便性の2つを手に入れることができます。さらに、ZETA Security Authは他社のサービス(IaaS/SaaS)やオンプレミスで管理している物理サーバへのアクセスにも対応しています(一部将来対応予定)。
本サービスの販売パートナーとしてOTPハードウェア提供事業者である大手印刷事業者と提携。また販売パートナーとして以下の数社が販売代理契約締結を決定
ZETA Security Authは米国において30年の実績を持ち、二要素認証ソリューションのリーディングカンパニーであるセーフネットの技術に支えられています。
本発表に際し、日本セーフネット株式会社の酒匂潔代表取締役社長より以下のコメントをいただいております。
「セーフネット社は、ガートナー・マジック・クアドラントのユーザ認証部門において3年連続でリーダーとして位置付けられ、2014年のレポートにおいては先進性と実行力の総合力において最も高い評価を得ています。セーフネットの認証ソリューションは、クラウドサービスだけではなく、企業内部の認証も同時に管理できる革新的なクラウド型認証ソリューションです。ZETA Cloudと組み合わせることで、更に日本のクラウド市場に融合しやすいソリューションとなり、ZETA Security Authの立ち上げを心より歓迎申し上げます。また、引き続き先進性の高いソリューションをご提供できるよう注力してまいります。
プライベートクラウド、バックアップサービスで提供される管理ポータル画面へアクセスする際に、OTPを発行し、セキュアな接続を実現します。
エヌシーアイが提供するサービスのみならず他社のIaaSやSaaSでも認証サービスを利用可能です。
ZETA Security Authに接続した複数の各種ポータル、サービスへのログインを一つのID、パスワードで実行可能。それぞれへアクセスする度にID、パスワードを入力する手間を省きます。
トークンの提供形態にはキーホルダー型の物理トークンとアプリケーション形式のソフトウェアトークンがありますが、ZETA Security Authはいずれも利用可能です。
本サービスを利用し、企業が既設のディレクトリサービスと連携することも可能です。
エヌシーアイのサービスをご利用の方限定に本認証サービスを無料で提供します(1契約につき3名のシステム管理者まで)。これにより、お客様はセキュリティ強化のために新たな投資の必要はありません。4名以上のシステム管理者、またはシステムや仮想サーバ上のアプリケーションのユーザがOTPやSSO機能の利用を希望する方には有償にて提供します。
http://www.nisshoci.co.jp/service/security/zsa.html