気候の特徴を活用したエネルギー効率向上に配慮し、柔軟性の高い徹底したモジュール設計、広大な敷地を活かしたスケールメリットを実現します。
石狩データセンターは、ほぼ通年でサーバルームの外気冷房が可能です。低温の外気とシステム機器からの排熱を混合し、最適な温湿度の冷却風をサーバルームに供給。外気冷房の導入により、空調にかかる消費電力の大幅な削減を実現しました。
図のように、石狩データセンターでは現在2種類の空調方式を採用しています。1つは天井吹出方式でサーバルームの天井から外気を送り込み、システム機器を冷却します。もう1つは壁吹出方式で、側面に巨大なファンを設置し、外気を壁から室内に送り込みます。システム機器の排熱は、天井裏から屋外に排気します。
データセンターのエネルギー効率の指標であるPUE※は、北海道の低温外気を活用することによって、都市型データセンターでは平均1.7〜2.0という値に対し、石狩データセンターは通年平均値で1.16を実現しています。
これにより、従来の都市型データセンターの消費電力量を100とすると、石狩データセンターは、およそ60の電力量となります。
※PUEとは:Power Usage Effectivenessの略で、データセンターエネルギー効率を表す指標のひとつ。値が1.0に近づくほど効率がよく、一般的には値が2.0を切ると効率がよいとされます。
スケールメリットを生むだけでなく、お客さまのビジネス拡張にも柔軟に対応が可能です。
石狩データセンターは、1棟あたり最大500ラックまで設置できる分棟式の建物となっています。
データセンター事態を分棟式とすることで、当初から大規模な建物を建設する必要がなく、需要動向に応じた拡張が可能です。
サーバルームは100ラック毎のモジュール設計で、非常用発電機やUPSもサーバルームごとに設置するため、その時々の最新技術を採用することができます。
新千歳空港と東京・羽田間の運行は1日50便以上。
札幌市から車で30分、最寄り駅となる手稲駅・麻生駅からは約15分となり、羽田空港から石狩データセンターまでは約2時間45分前後でアクセス可能です。
ロケーション | 都心から3時間でアクセス可能 災害リスクの低いロケーション
国道および北海道道に面しており災害時でも孤立せずアクセス可能 |
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フロア・ラック設備 | 19インチ標準ラック(46U)
床荷重1000Kg/平方メートル フリーアクセスレス 天井高3.5m |
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建物構造 | 地上2階建 S造(鉄骨構造) 耐震構造
2007年6月改変の耐震構造に準拠 |
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電源供給 | 100V、200Vをモジュール型UPS経由にて給電
1ラックあたり8KVAに標準対応 |
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電源設備 | 特別高圧66KVを2系統受電
N構成発電機 N+1モジュール冗長構成UPS |
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防火・消化設備 | 超高感度煙センサー設置 N2ガス消火設備 | |
空調設備 | 外気空調/水冷インバータターボ冷凍機空調
天井吹出方式 外気空調+N冗長構成 |
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セキュリティ |
ビルマネジメントシステム フラッパーゲート 非接触式ICカード 生体認証(指紋認証) ITVカメラ |
ハウジング | ||
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ラック※ | フルラック | 100V20Ax2系統 |
フルラック | 200V30Ax1系統 | |
ハーフラック | 100V20Ax1系統 | |
クォータラック | 100V20Ax1系統 | |
追加電源 | 100V20A、200V30A | |
追加電源(冗長) | 100V20A、200V30A |
ユニットハウジング | ||
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スペースメニュー※ | 終端装置設置共有スペース | |
1Uスペース(1Uスペース単位で追加可能) | ||
電源メニュー | フィード専有 | シングル/冗長 |
3ユーザシェア | シングル/冗長 | |
6ユーザシェア | シングル/冗長 |
※基本オペレーションには、電源off/on,LED目視確認、ケーブル抜挿が含まれます。
オプションサービス | ハウジング | ユニットハウジング | |
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LED目視確認 | 日次、週次、月次 | ○ | ○ |
テープ交換 | 日次、週次、月次 | ○ | ー |
構内配線 | UTPケーブル、光ファイバーケーブル | ○ | ○ |
作業代行 | 機器設置代行、コールドスタンバイ切替代行、コンソール作業、機器撤去代行 | ○ | ○ |
サーバー・ネットワーク機器の監視や障害復旧だけでなく、運用業務の効率化とシステム安定化に向けた分析・改善など、ITシステムライフサイクルマネジメントを一元的にサポートします。
サービス名 | 内容 |
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サーバー監視 | サーバー機器に対して、ping監視、プロセス監視、リソース監視、バックアップ監視、ログ監視などを行います。 |
ネットワーク監視 | ネットワーク機器に対して、ping監視、MIB監視などを行います。 |
障害一次対応 | 手順書に従い復旧オペレーションを実施します。 |
障害二次対応 | エンジニアより復旧障害対応を実施します。 |
パッチ適用 | 機器に対して指定のパッチを適用します。 |
ファームウエアアップデート | 機器に対して指定のファームウエアアップデート作業を行います。 |